彼女の送迎で毎週土曜日(たまに日曜日も)に130km以上走っていることを考えるとC200だったり、カレコだと出費がかなり嵩むなとずっと考えていた。
C200だと時間的制約がない代わりにリッター8~9km*1、カレコだと6時間で4000円。
やはり経済的な車を買ったほうが安上がりなのでは?
...気付いた。気付いてしまった。
燃費の良い車...MT...我が家の車庫に入るサイズ*2...
そして両親も俺も国産車がそもそも選択肢として入ってなかった。何故か国産車嫌いなのよね、一家揃って。
以上の選択肢に絞られた。個人的にチンクが一番かと思ったが、タイミングベルトなので却下。
運動性能が高い車よりも燃費性能が良い車が欲しかったのである。2気筒だが全く問題がない。
何よりも彼女が可愛いって言ってくれる車でないとダメなのだ。
...じゃあ何買ったのさ
そもそも選択肢に入ってなかったし、MTじゃなくてセミAT。
実は3年前、up! GTIが発表された年のTMSにup! GTI見たさに出向いている。
この日は埼玉・群馬エリアで探し3件見に行こうかと思っていた。
実はC3も見に行った。こちらもAL4。だいぶ内外装が...となって結局昼ごはんを食べて考え直した結果1件目見に行ったup!くんに決めた。
購入するにあたってベースグレードにあたるmove up!の物件も複数あったのだが、MFDの燃費計や温度計、走行時間などの表示ができなかったりシートヒーターがつかなかったりフォグランプがなかったりと価格差以上の装備の違いがあった。
走行距離は8万4000とちょっと。外車でセミAT、だいぶ過走行だとは思うがD整備もしっかりしているみたいで内外装良好、機関良好・車検取得後納車とのことで契約した。
白飛びしているが、内装面で何が一番購入の決め手となったかというと、純正オプションでも存在しない社外フルセグナビが載っているという点である。
正直この価格帯物件でこれがついているのは驚きだった。
なぜならこの社外ナビ取付キットがパネルだけで4万円近くする*3のである。
ちなみにナビはケンウッド製MDV-737DTである。初代彩速ナビ最上位モデルに当たる。Bluetooth搭載。3Dジャイロを搭載した前機種MDV-727DTのマイナーチェンジ版である。
この年代のナビでHDD楽ナビとかだったら載せ替え必須な気がしていたが、メモリー
ナビだし載せ替えはせずにこのまま使う。
パーキング落としてあったし優勝
燃費に関しては街乗り全一般道で17km/l~23km/lである。
例によって不評、数回に渡るアップデートが公開されているトランスミッションについてだが、普段MT車を運転している人からすれば楽しい車だと思う。
たしかに一癖あるが、マニュアルモードで走ればレッドゾーンギリギリまで引っ張ってシフトアップするも良し、早いタイミングでシフトアップするも良しな楽しく自分の思い通りにシフトチェンジできる車である。
街乗りだとどうしてもギクシャクしてしまうようなトルク切れがあるが、真価を発揮するのが峠道である。
文にするのは難しいが、上り勾配で5000回転まで引っ張ってシフトアップするとギアが繋がったタイミングの引っ張られる感覚などトルコンATでは体験できないような走りができる。またキックダウンスイッチを踏み込むと回転数に合わせた適切なギアに自動的にシフトチェンジしてくれる。
逆にシフトダウンする時は自動的にブリッピングしてくれるのでエンジンブレーキを使うときなんかも楽しい。
ブレーキも踏めば強烈に効くし、乗り心地は多少硬め。楽しくないわけがないセッティングである。
何よりも軽い・ホイールベース短い4輪の接地感が全然違う。
逆にオートモードだと車と会話しているような感覚が味わえる。
交差点で右左折した時、どうしても失速に伴いアクセル開度を増やすと思うが、シフトアップのタイミングがその時に限って遅くなる。後続車に追突されないようにトルク切れがなくなるのである。
所詮3気筒990cc、75馬力のセミATだから遅いかと思ったが全然そんなことはない。急カーブが続いた先の高速の合流車線での本線合流時の遅さったら多少もっさりするが、事前に低いギアにしておけば特別遅いというわけでもないかな、といった感じ。
楽しい車を買ってしまった、というお話でした。